10月31日(日)、酒井家庄内入部400年記念プレ事業として、東京大学史料編纂所教授の本郷和人さんを講師に迎えての講演会が鶴岡市のグランドエル・サンで開催されました。
講演テーマは「不屈の庄内」。初代 酒井忠次と徳川家康との関係や、徳川幕府における酒井家のポジション、果たしてきた役割などの解説に会場の来場者、関係者あわせて250名が熱心に耳を傾けました。
時折ユーモアを交えながらの講演に、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。
オープニングアトラクションを務めた、かたばみ太鼓保存会と、荘内藩甲冑研究会の皆さん。
三方ヶ原の戦いでの「酒井の太鼓」のエピソードを描いた寸劇が披露されました。
本郷さんの登壇を羽黒山伏の法螺貝の音でお出迎え。
北前船の寄港地・湊町酒田の京文化、料亭文化を今に伝える酒田舞娘の舞も披露されました。
プログラム後半のパネルディスカッションでは、「将来につなぎたい庄内の文化」をテーマに本郷さんと、黒川 春日神社 下座 能太夫 座長20世 上野由部さん、料理研究家 荻原和歌さん、舞妓茶屋相馬楼 芸妓 小鈴さんが意見を交わしました。歴史、芸能、食、それぞれのお立場から、文化や伝統を次世代に繋ぐために重要な事、現在のご自身の取り組みを熱く語っていただきました。
パネルディスカッションの様子
パネリスト:東京大学史料編纂所教授 本郷和人さん
パネリスト:黒川 春日神社 下座 能太夫 座長20世 上野由部さん
パネリスト:料理研究家 荻原和歌さん
パネリスト:舞妓茶屋相馬楼 芸妓 小鈴さん
コーディネーター:フリーアナウンサー 奥山知寿子さん